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アスベストを含む建材の種類と使用されている場所。

吹付けアスベストは、アスベストに水やセメントなどを混ぜ機械を用いて吹付けたものです。見た目は綿状で柔らかく、針で刺すと数cmほど貫通します。以下の箇所で、吸音や断熱を目的に使われています。

鉄骨造建造物の柱や梁(はり)
空調機械室・ボイラー室の天井や壁
エレベーター機械室の天井や壁
立体駐車場の天井や壁

吹付けロックウール
1987年まで製造されていた吹付けロックウールは、セメントやアスベストなどをロックウールと混ぜ機械で天井などに付着させていました。見た目や使用場所は、吹付けアスベストと酷似しているため、目視での判断は困難です。

アスベストを含む吹付けひる石は、アスベストとひる石(バーミキュライト)を混ぜて機械で吹付けたものです。表面に凸凹があり、触ると弾力が感じられますが、針を刺しても貫通しないのが特徴です。廊下や階段室などの内装仕上げとして、壁や天井に使われていました。

折板裏打ち石綿断熱材とは、折板(薄い鋼板を折り曲げて耐久力を高めた屋根材)にアスベストを張り付けたものです。スポンジやウールのような見た目をしており、表面は硬くありません。倉庫や車庫、渡り廊下などの折板屋根の裏面によく使われています。

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